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Ⅱ型コラーゲン(Type II Collagen)とは
Ⅱ型コラーゲンは、軟骨組織に主に発現する線維形成性コラーゲンです。3本のポリペプチド鎖(α鎖)が撚り合わさった三重らせん構造を基本単位とし、これが規則的に会合してコラーゲン線維を形成する。軟骨ではこの線維が三次元的なネットワークを構築し、その間隙に保持された水和性のプロテオグリカン(アグリカンなど)とともに、関節にかかる荷重を受け止める弾力性と強度を生み出している。
変形性関節症(OA)や関節リウマチ(RA)では、軟骨のⅡ型コラーゲンの分解が病態の進行と密接に関わることが知られている。そのため、関節疾患の病態解明、関節炎モデル動物を用いた免疫学研究、軟骨再生医療など幅広い分野において、高純度で品質の安定したII型コラーゲンが重要な研究材料となっている。
II型コラーゲン分子の模式図。3本のα1(II)鎖が三重らせん を形成し、両末端に非らせん領域のテロペプチドを持つ。ペプシン処理によりテロペプチドを除去したものがアテロコラーゲンである。
分子構成
α1(II)鎖×3本のホモ三量体 [α1(II)]₃。一本のα鎖は成熟型で約1,060アミノ酸(前駆体のプロα